
商業的に長い歴史をもつ複合材料の種類は,繊維強化プラスチック(fiber reinforced plastics; FRP)と言われる。
ここで繊維強化材は,圧倒的にガラス繊維であり,次いで炭素繊維,アラミド繊維が加わる。マトリクス樹脂は,熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂である。
熱硬化性樹脂は,不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,ウレタン樹脂,フェノール樹脂,その他である。熱可塑性樹脂の種類は多いが,量的にはポリアミド,ポリエステル,ポリプロピレンが大半で,これらにポリカーボネイト,ポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチックスと言われる多くの種類が加わる。
この他にも繊維の種類を変え(例えば最近では天然繊維を利用した複合材料),またマトリクスを変えれば(例えば,金属,セラミックス)非常に多種類の複合材料を造ることができる。
従って,複合材料の全体像を量的に把握することは非常に難しい。
そこで取られる方法が,市場的に圧倒的なボリュームを占めるガラス繊維の需要から複合材料の全体を推定する方法である。
また各種調査機関が多くの調査を行ってはいるが,いずれも推定であって真の姿は見えにくい。
ここでは複合材料の世界をいろいろな角度から捕えようとするサイトであるから,最初に量と質の両方の概観だけは行って置きたい。
やがてデータが集積された時点で随時アップデートして行くこととする。